bitwalletが日本国で利用禁止される噂は本当?

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海外FXを利用する人にとって、bitwalletは知らない人はいないオンラインウォレットサービスです。

しかし、bitwalletが日本国での利用を禁止するのではないかと噂になったことがあります。

結論からいうと、2024年5月現在bitwalletが日本で利用禁止されてはいません。

なぜこのような噂が出てしまったのか、いくつか理由があるので具体的に解説します。

bitwalletが日本国で利用禁止される噂は事実ではない

結論から言うと、bitwalletが日本国で利用禁止されるという噂は事実ではありません。

では、なぜトレーダーの中で噂が出てしまったかと言うと、大きく3つの理由があります。

・頻繁に振込先銀行を変更している
・過去に入金遅れがあった

それぞれ具体的に解説していきます。

頻繁に振込先銀行を変更している

bitwalletでは振込先銀行を頻繁に変更していることから、利用停止になるのではないかと不安の声があったようです。

実際bitwalletでは、以下のように振込先銀行を変更しています。

・2021年6月:「GMOあおぞらネット銀行経由」経由の入金サービスを停止→振込先をみずほ銀行に変更
・2022年3月:みずほ銀行→りそな銀行に変更

みずほ銀行からりそな銀行に変更するまでにはわずか9ヶ月しか経っていないこともあり、日本国で利用禁止になる前触れではないかと思われたようです。

この振込先銀行の変更は、オンラインウォレット・海外FXブローカーでは珍しいことではないです。

変更される理由の一つとして「金融庁による規制強化」がありますが、bitwalletは理由を明らかにはしていません。

しかし、振込先の口座名義人が「BITWALLET PTE LTD」から「BWシステム(カ」と名称変更していることもあり、社名を変えなければならない理由=規制だったのではないかという憶測が飛び交いました。

過去に入金遅れがあった

先述した振込先銀行を変更した影響により、入金遅れが発生したことも不安視される要因と言えるでしょう。

振込先変更による手続きの不備が原因で遅れが発生したようですが、あくまで遅延しただけでした。

遅れといっても数時間のことでそこまで大きい遅延ではありませんでしたが、bitwalletは当時着金してから15分以内に残高に反映するのが有名だったため、大きな話題となりました。

bitwalletとは?

bitwalletは、シンガポールに本社がある「Bitwallet Pte.Ltd.」が運営しているオンラインウォレットサービスのことです。

アメリカやインド、ベトナムで人気のほか、日本でも約500万人が利用する、FXをやる人で知らない人はいないほど多くの人に利用されています。

bitwalletは、複数の通貨(日本円、米ドル、豪ドル、ユーロ)に対応しているため異なる通貨間での取引がスムーズに行えます。

一般的にはクレジットカードの入金が多いですが、個別の国に合わせた銀行振込に対応しているのでインターネットバンキングから「いつでも好きなタイミングで」入金する利便性も人気の理由の一つです。

また、高いセキュリティ基準を満たしており、ユーザーの資産を保護するために強固な暗号化技術を採用しています。

国際カードブランドのセキュリティに準拠しているため、危険性も低いのも大きな特徴です。

bitwalletの安全性

bitwalletについて、安全性を心配する人も一定数はいるかと思います。

結論からいうと、bitwalletは安心して利用できるオンラインウォレットの一つと言えます。

理由として以下の内容が挙げられます。

・出金拒否の口コミ:ユーザーの規約違反によるもの
・セキュリティ:国際カードブランドのセキュリティに則っている
・金融ライセンス:本社のあるシンガポールで取得している

それぞれ具体的に解説していきます。

出金拒否の口コミ:ユーザーの規約違反によるもの

まず「bitwalletが怪しい」と言われる理由として、SNS上にある「出金拒否」が大きな理由として挙げられます。

たとえば以下のような内容がSNSで実際に挙げられています。

・出金ができない
・いきなり口座が凍結した

まず、出金ができない場合は主にbitwalletの仕様が大きく関係しています。
それは「bitwalletから入金した場合は、出金方法もbitwalletからでないと出金できない」ということです。

海外FXではマネーロンダリング対策のため、入金と出金方法を統一しなければなりません。

そのため、bitwalletから入金したにも関わらず銀行送金等の方法で出金手続きを行うと、うまく出金できないという人がいるようです。

また、いきなり口座が凍結したことで怪しいという声もあります。

しかし、利用規約違反をしたユーザーや6ヶ月継続してアクセスしていない場合は休眠口座として利用ができなくなることが規約にも書かれており、利用者側の利用方法に問題がある場合がほとんどです。

セキュリティ:国際カードブランドのセキュリティに則っている

bitwalletでは国際カードブランドのセキュリティに則った高度なセキュリティ機能を供えているので、セキュリティ面も安心と言えます。

国際カードブランドには「PCI DSS」という統一基準が設けられており、一定の基準をクリアしないとカードブランドとして運営できません。

bitwalletは、この「PCI DSS」の基準に則って作られていることから、クレジットカードと同様のセキュリティを保てていることがわかります。

金融ライセンス:本社のあるシンガポールで取得している

bitwalletは本社のあるシンガポールにて金融ライセンス「IRAS」を取得しています。
金融ライセンス取得のためには、各金融当局の審査基準を満たす必要があり、信頼性がある会社・サービスしか登録ができません。

また、振込先銀行変更に伴って、みずほ銀行やりそな銀行という大手日本銀行とも複数取引できていることから考えても、銀行のコンプライアンスの基準をクリアしている業者ということがわかるでしょう。

bitwalletを利用するメリット

bitwalletを利用するメリットについて、具体的に解説します。

複数の海外FX業者で紐づけできるので管理しやすい

bitwalletは入金先である海外FX口座と紐づけでき、複数のFX口座の残高を一覧で確認することができるのが大きなメリットと言えるでしょう。

とくに3つ以上の口座でトレードを行っている場合、保有しているFX口座全体の資金を確認することで資金移動の時間や手間がかからずスムーズに取引が行えます。

複数のクレジットカードに対応しているので便利

bitwalletは、一般的なクレジットカードにほぼ対応しています。

・Visa
・Mastercard
・JCB
・American Express
・Discover

とくに便利なのがMastercardやAmerican Expressに対応していない海外FX業者でも、bitwalletを経由すれば間接的に入金することができることです。

そのためbitwalletを利用すれば、わざわざ海外FX業者のためにほかのクレジットカードを登録する手間が省けます。

まとめ

今回は、bitwalletが日本で利用禁止されるかという噂について調査しました。
結論として、bitwalletが日本で利用禁止されることはないと言えるでしょう。

bitwalletは高度なセキュリティ基準をクリアするなど、安全性も高く使い勝手の良い入出金方法の一つです。

しかし、当然ほかのオンラインウォレットと同様に規約違反をしたユーザーに対しては利用停止や制限をかけられることはあります。

利用するときには規約に良く目を通し、知らずに規約違反をしないように注意しましょう。