2023年9月、exnessの公式サイトから公式サイトから日本語ページが削除されています。
日本語ページが削除されたことで、日本居住者の登録ができなくなったと誤解する人が多
いですがexnessは日本から撤退はしていません。
現在でも、専用リンクを経由すれば日本語公式サイトや新規口座開設ページから登録が可能です。
なぜexnessが日本語公式サイトを削除したかというと、海外FX業者への日本金融庁の警告が大きく影響しています。
そこで、今回はexnessが日本語公式サイトを削除した理由や経緯、現在の登録方法について解説します。
exness(エクスネス)が日本語公式ホームページ削除をした経緯
exnessは、検索エンジンから直接「日本語の口座開設」ができなくなっています。
その背景を時系列にすると以下の通りです。
公式ホームページから日本語の口座開設ができなくなった背景 | |
2023年4月 | 日本の金融庁から警告 |
2023年9月27日 | 検索エンジンからexnessの日本語公式ホームページが削除 |
2023年4月:日本の金融庁から警告を受ける
2023年4月、exnessは日本の金融庁から「無登録で金融商品取引業を行う者」として警告を受けました。
日本の金融庁では、無登録の海外FX業者の日本国内での営業活動が禁止されています。
exness(エクスネス)では日本居住者に対して営業や勧誘をしていなくても、Googleなどの検索エンジンから誰でも見られる状態になっていました。
「公式ホームページの日本語サイト」の存在が「日本居住者への営業活動」にあたると判断されたことで、警告を通知されたのです。
2023年9月27日:検索エンジンから日本語公式サイトが削除
日本の金融庁から警告を受けたことで、Googleなどの検索エンジンからexnessの日本語公式サイトが表示されないように対応を行いました。
つまり「検索エンジンで表示できないこと=直接勧誘していない」という状態をつくったということです。
また、公式ホームぺージから日本語公式サイトが表示されなくなったと同時に、登録のときに「居住国を日本(JAPAN)」として選択できなくなったので、実質口座開設が不可能になりました。
exness(エクスネス)の日本語版公式サイトへのアクセス方法
現在も、exnessの日本語公式サイトでの新規口座開設・アクセスはアフィリエイトリンクからであれば可能です。
以下のリンクから、「exnessの日本語公式サイトへアクセス・居住国に日本の選択」が可能です。
リンク
exness(エクスネス)は利用しないほうがいい?
exnessが金融庁から警告を受けたことで対応したことから、「怪しい業者」と感じる人もいるでしょう。
たしかに日本の金融ライセンスはありませんが、海外の金融庁にはFX業者として登録しています。
また、他の海外FX業者と同じく日本のライセンスを持っていない理由として、「25倍を超えるレバレッジ」「ゼロカットシステム」を認めていないことが原因と考えられます。
海外FX業者の強みであるハイレバレッジやゼロカットシステムを利用できないことで、「ユーザーが取引を減らしたり躊躇する=手数料が減って業者の儲けが減る」ことになり結果的に大きな損失につながる可能性が高いのです。
このように、exnessが金融庁から警告を受けたことによる不安はないと言えるでしょう。
ほかにもexnessが安心して利用できる理由があるので、解説していきます。
グループ会社を含めると8つのライセンスを保有
exnessとしては、セーシェル金融庁にFX業者として登録しています。
さらに、グループ会社を含めると全部で8つのライセンスを保有しているのです。
金融ライセンス | 登録番号 |
FSA(セーシェル金融庁) | SD025 |
FSC(バージン諸島金融サービス委員会) | SIBA/L/20/1133 |
FSC Mauritius(モーリシャス金融サービス委員会) | GB20025294 |
Cysec(キプロス証券取引委員会 ) | 178/12 |
FSCA(南アフリカ金融業界行為監督機構 ) | 51024 |
FCA(イギリスの金融行動監視機構) | 730729 |
CBCS(キュラソー及びシント・マールテン中央銀行) | 0003LSI |
CMA(ケニア資本市場庁) | 162 |
保有するライセンスの中でも、とくにexness(UK)が保有しているFCA(英国金融行動監視機構)は審査基準が厳しく国際的にも評価が高いライセンスです。
FCAライセンスの取得には業者が顧客資産の分別管理を義務付け、毎月ユーザーの資産業況報告なども含まれていることから、FCAを持つことで信頼性があると言っても良いでしょう。
exness(エクスネス)の対応は海外FX業者でも異例の対応
exnessは金融庁の警告を受け、検索エンジンから日本語公式サイトを表示できなくするという異例の対応を行いました。
しかし、実際のところ有名な海外FX業者のほとんどは金融庁より警告を受けていますが、ほとんどの海外FX業者では公式サイト内で「日本居住者を対象としない」と記載するのが一般的です。
そのため、exnessのように日本語公式サイトを非表示にして、直接登録できないようにする対応は珍しいケースと言えるでしょう。
今後の海外FX業者の動向予想
exnessの異例の対応により、同様の警告を受けている海外FX業者の動向も気になる人も多いでしょう。
あくまで予想ですが、以下の2パターンに分かれると推測します。
- 公式サイト内で「日本居住者を対象としない」と記載する
- exnessのように日本語公式サイトを非表示にする
今まで同様に公式サイト内で「日本居住者を対象としない」と記載して、日本語公式サイトを残す業者は多いのではないでしょうか。
現在その対応で厳格に取り締まりがあるわけではないことから、明確な変化は起きにくいでしょう。
しかし、いつ海外FX業者の金融ライセンスの規制方針が変更されるかはわかりません。
突然口座が利用できなくなるリスクも考慮し、異なる金融ライセンスをもつ海外FX業者の口座を分けて持つといった自己防衛も重要になることを覚えておきましょう。
そのため、今回のexnessのように日本語公式サイトを非表示にし「アフィリエイトリンクからアクセスする」ことは、今後の海外FX業者規制の突破口になるかもしれません。
exness(エクスネス)はアフィリエイトリンクからの登録が可能:まとめ
今回は、exness(エクスネス)の日本語公式サイトの閉鎖の経緯について解説しました。
まとめると、以下のような背景がありました。
・2023年4月:日本の金融庁から「無登録で金融商品取引業を行う者」として警告
・2023年9月27日:検索エンジンから日本語公式サイトが閉鎖
現在も検索エンジン経由では、exnessの日本語公式サイトの閲覧・日本居住者として新規口座開設はできません。
しかし、アフィリエイトリンクから「自己責任」で登録する方法なら、現在も日本居住者として新規口座開設が可能です。
exnessはグループ企業を含めると8つのライセンスを保有していることからも、信頼性の高い業者ということもあり、安心して利用できると言えます。