外貨預金がおすすめしないと言われる4つの理由。でも上手く使えば利益は出せる

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「外貨預金」をネットで調べると「外貨預金はおすすめしない」という記事が出てました。

「外貨預金」を考えてる人には少し不安な記事です。

そこで「外貨預金」で10万ほど利益を出した経験がある僕が、なぜ「おすすめしない」と言われてるのか、ポイントを解説します。

外貨預金はそのポイントを理解していれば、大きく利益を上げることができます。そのポイントも解説しているので投資前の参考にしてください。

為替手数料が高い

外貨預金は日本円を米ドルやユーロになど外貨に替えて運用します。その換えるときに為替手数料が取られています。

その手数料がせっかくの利益を相殺してしまうので、その分、損してしまいます。

ex
みずほ銀行の場合「ドル円のレートが130.53」の時、ドルを買う場合「131.53円」のレートになります。

たとえば10万円を外貨に替える
768.52ドル(130.12円の交換レート)✳︎10万➗130.12円
760.28ドル(131.53円の交換レート)✳︎10万➗131.53円

差し引き8.24ドルが手数料で取られます。(1ドル130円のレートなら1076円の手数料です)

投資額が50万円になれば手数料も5倍取られるので、5,000円近くになります。

それであれば、5,000円以上プラスにしないと利益がでません。

手数料が大きな負担になってしまいます。

「為替レート」が急激に変動すると対応できない

2022年5月現在1ドル約130円と円安です。ちょうど1年前は108円でした。

「円安」に進めば外貨預金をしていれば「利益」が出るのでいいですが、もし逆に130円→108円に「円高」に進めば「損失」が出ます。

出典:イオン銀行


下の為替チャートは「リーマンショック」の為替レートの動きです。短期間に円高に振れています。

こういった為替市場の急激な変化。今回のロシアとウクライナの戦争やリーマンショックのようなことが起こるとすぐに円に換金できないので元本割れなど起こす可能性があります。

こういった場合は途中で解約できないので、どうすることもできません。買った基準に戻るまで待つか、マイナスで損切りするかの2択になります。

投資した資金の「元本割れ」の可能性がある

外貨預金は元本割れの可能性があります。

単純に1ドル130円で預けて120円で売るとマイナスです。

たとえば10万円「外貨預金」する場合

レート130円で預けると769.2ドル
それを120円で円に戻すと92,304円

マイナス7,696円で元本割れすることになります。

つい「外貨預金」と聞くと一般的な銀行預金をイメージし元本割れは想像しませんが、マイナスになることもあります。

ペイオフ制度の対象外である

外貨預金はペイオフ制度の対象外になります。

特にお金の知識がない人は「預金」と言われると1000万円までは銀行が潰れても保証してくれると思いがちですが対象外になるので気をつけてください。

ペイオフ制度とは金融機関(銀行など)が破綻した時、預金保険制度に基づいて「預金保険機構」が預金者に直接保険金を支払う制度。限度額は元本1000万円とその利息。

外貨預金は上手く使えば大きく利益を出せる

僕は「外貨預金」で10万ほど利益を出したことがあります。

「おすすめしないポイント」で書きました

  • 手数料が高い
  • 為替が急激に変動する

に注意すれば投資初心者でも大きく利益を出すことができます。

預け先や預けておく期間がポイントになりますので、注意点は別記事にまとめていますので「外貨預金」を考えているひとは参考にしてください。

「外貨預金はおすすめしない」のまとめ

外貨預金をおすすめしないポイントは4つ

  • 手数料が高い
  • 為替が急激に変動すると対応できない
  • 元本割れの可能性がある
  • ペイオフ制度の対象外

ただし、上手く使えば投資初心者でも利益を出せる可能性はかなり高い。実際、僕は10万の利益を出しました。

しかも「外貨預金」の良いところは売買や投資の勉強をしなくても、外貨を買って放置しているだけで利益が出ることです。

もし日本円で預金していたら、この10万円は手にできなかったので「銀行預金」している人は預金額の20%でも良いので「外貨預金」に回して大きな利益を手に入れてはどうでしょうか。