- 人生の大半の時間を仕事に取られているので本業とは違う収入を得たい。
- ブラック企業で負担がハンパないので仕事を辞めたい。
- 投資の配当金で生活できればと考えている。
会社員であれ、フリーランスであれ、「配当金」が毎月入れば経済的に楽になります。もしくは「配当金」で生活できれば、自分の好きなことで生活できる。
夢のような生活ですが本当にできるのか?
結論から言うと「配当金生活をしてる人はいる」ということ。
ただ、”配当金生活”をするにはコツが必要です。この記事では「配当金生活」を目指している人に、成功している人がやっているポイントをお伝えしていきます。
「配当金生活」にはいくらの運用資金がいるか
現実的に配当金生活をしている人がいてます。では、「いくらの運用資金」で「いくらの利回り」で運用すれば配当金生活が可能なのか考えてみます。
「配当金生活」を送るためにはいくらの運用資金が必要?
仮に月20万円の配当金を得るためにはいくらの資金が必要になるでしょうか。
まず、投資で得た利益には20%の税金がかかりますので、手取りとして月20万円受け取るためには、25万円の利益を出す必要があります。
よって、
25万円=7,500万円✖️4%✖️1年
利回りを4%とした場合: 投資資金=7,500万
25万円=10,000万円✖️4%✖️1年
利回りを3%とした場合: 投資資金=1億
一般的なサラリーマンの投資資金としては高額で現実的とは思えません。
少額で始めて複利効果を狙う
「そんな資金ないよ!」と諦めることはありません。
時間はかかりますが「複利効果」を利用して、配当金生活を目指す道があります。
複利効果とは・・・
運用で得た利益を再び投資することで元本を増やしていく運用方法です。
働ける若いうちは、給料を得ながら投資の資金を大きくすることに専念します。それが10年後、20年後の退職前くらいになれば大きな投資資金となっているはずです。
投資資金として給与から「月3万円」とボーナス「5万円」を20年積立運用すると、1100万円を超える資金に増えます。
これを元手に「配当金生活」をはじめることができます。
できるだけ若いうちに始めて元手を作る方が、配当金生活を早く始めれます。できれば新卒で働き出したら始めましょう。
仕事の負担を下げる「セミリタイア」もある
「配当金」だけで生活するのを目指すのはハードルが高い。
そんな人は「配当金+労働収入」で仕事の負担を減らすやり方があります。いわゆる「セミリタイア」です。
正社員で毎日残業してクタクタになるより、少し質と量を減らした仕事をして、不足分を配当で補う方法です。
転職活動が必要ですが、今の仕事にしがみつく必要はありません。
生活費も下げて「投資資金」に回す
- 使わないサブスク
- 高いプランのスマホ料金
- マイカーをカーシェアに変更
生活費を下げるのは少しの努力で可能です。
ぼくはスマホ、クルマ、サブスクを見直して月に2万5千円節約できました。
この月2万5千円の節約したお金は、投資に回して運用しています。
配当金生活を目指して失敗すること
配当金生活を目指すうえで、陥りやすい落とし穴を3つ紹介します。
生活資金に手を出すのは絶対NG
投資資金には余裕資金を使うのが基本です。
余裕資金とは
簡単にいうと、15万手取りがあって、家賃、生活費など日々の生活に必要な資金が12万とする、残った3万を投資の資金にすることです。
決して生活費の12万を投資に使ってはダメです。
✴︎ただし節約して生活費を12万→10万に落とし、2万を投資資金に回すのはありです。
当たり前ですが、投資は利益が出ることもあれば損失になることもあります。
生活費を投資資金と別で確保していないと、家賃や光熱費などが支払いができません。
「高配当」という言葉につられてしまう
「高配当」と聞くと投資したくなりますが微妙です。
株式投資の「高配当」は企業の業績の結果、たくさんの配当をもらえますが、業績が悪いともらえません。
また、ソーシャルレンディングも「高配当」なものが多いです。しかしリスクが高いので高配当なのです。
リスクが高いとは・・・
投資したお金が目減りしたり、投資先が倒産や事業がうまく進まず投資資金が返ってこないこと。
「高配当」=多くの配当がもらえる=リスクが高い、と認識しましょう。
株価下落による損失
株式投資では「配当金の高さ」だけを見て買うと、株価の下落により損をすることがあります。上記のように高配当でも業績が悪化している企業もあるので、購入後に株価が値下がりすることもあります。
その時点で売りに出さないとしても、1000円値下がりしているのに、50円の配当をもらっても損をしてることになります。
「配当金生活」を成功させるためには
配当金生活の成功者はなぜ上手くいってるのか?特に難しいことはしていません。
簡単なルールと少しの労働で配当金生活を成功させています。
「投資」するのは余裕資金
「生活費」を投資に回さないことです。あくまでも余裕資金で。
早期の「配当金生活」をめざす場合は、とにかく生活資金を抑えて、投資に回すお金を増やします。
生活費を抑えるコツとしては
- マイカーをカーシェアに変更する
- スマホを格安スマホに切り替える
- 電気、ガスを安い会社に変える
- 現金支払いからクレジットカード払いに変える(ポイントを貯める)
これらは”契約内容”を見直すだけで、出ていくお金が減ります。見直しても生活の質は落ちません。
今、投資する資金が少ない人ほど、早く見直しをしてください。
リスク分散による安定した運用行っている
高配当株を集中的に買ったり投資方法を絞ってしまうと、その投資先が上手くいかないだけで利益が得られなくなってしまいます。
リスク分散のためにも複数の投資先を持つことで、損失が出た場合も損失が大きくならずに済みます。
イメージとしては100万1社に投資するより、25万✖️4社=100万の方がリスク分散されます。
また、株の配当金ばかりに目を向けるのではなく、国内の債券や不動産投資など、いろんなものに分散投資しましょう。
投資資金が少ない場合は、副業やアルバイトで資金を増やしている。
初めから大きな資金がなくても、複利運用で資金を大きくすることができます。
複利運用で資金を大きく育てている間は、本職の他に副業などで投資資金を稼ぐことでより早く大きな資金になります。
また、”早く配当金生活がしたい!”という人は、配当金だけでは生活できない場合、アルバイトやパートで生活資金を補えばフルタイムの仕事をやめて生活している人もいます。
そのようなアルバイトで補いつつ「配当金」で生活することをバリスタFIRE(サイドFIRE)といい、ブラックな環境で働くよりも楽な環境で生活しています。
「配当金生活は無理?」のまとめ
配当金生活をするためには、1億や何千万という莫大な資金が必要になります。一般的なサラリーマンが目指せる数字ではありません。
ですが、複利効果を利用して資金を大きくしていくことはできます。時間はかかりますが確実にできます。また、投資資金が足りない場合は副業やアルバイトでまず、お金を貯めましょう。
配当金生活を目指すうえで陥りやすい失敗が3つあります。
- 生活資金を投資に回してしまう。
- 「高配当」という基準だけでリスクを考えず投資してしまう。
- 「株価下落」による損失で失敗してしまう。
そのような失敗に気を付けながら、長期的運用で安定した投資を目指すために大事なポイントは3つです。
- 余裕資金を投資に使う
- 分散投資をして大きな損失がでないようにリスク管理する。
- 投資資金が少ない時は、本業以外に副業やアルバイトで補填する。
配当金生活をめざす価値は
- 会社の煩わしい人間関係から離れる
- やりたくない仕事をしなくて良い
- 自分の時間が持てるので、やりたいことに時間を割ける。
日本では特にブラックな環境で働くと、メンタルが崩壊したり、長時間拘束で自分の時間が持てないなど、気持ちにゆとりがなくなってきます。
そういう環境が嫌だという人は「配当金生活」を目指しましょう。そんなに難しいことではありません。